週刊編集局日記

 








  
■6月5日更新

6月号の制作作業も終了し、編集局ではいよいよ「東京おもちゃショーカタログ」の制作も本格化といったところ。

5月27日の日経新聞朝刊にタカラトミーが大阪に本社のある大和玩具の卸部門を吸収するとの報道がなされ、5月29日に行われた、タカラトミー2006年3月期決算説明会でもこの新流通戦略に関する説明が行われ、業界もこの話題でもちきりになった。

トイジャーナルではこの発表を受けて5月31日の朝8時から、タカラトミーの佐藤慶太副社長と奥秋四良専務に直撃インタビューを行う。このインタビューをもとに、急遽トイジャーナル特別版として新聞を作成することになり、先週後半の編集局ではその作業に追われた。

ちなみに、トイジャーナル初の新聞「ToyJournal +(トイジャーナルプラス)」は6月6日にトイジャーナル購読者などに向けて発送予定。

その他、6月1日にはソニー・クリエイティブプロダクツが「新商品展示受注会」と「ビジネスプラン説明会」を、東京・千代田区のSME六番町ビルで開催。また5月31日〜6月2日の期間、フジキ工芸産業が東京・台東区の都立産業貿易センター台東館で「平成19年度 羽子板・破魔矢・ひな人形・五月人形 節句人形新作展示会」を開催した。



■5月30日更新


九州地方南部もいよいよ梅雨入りを迎えた先週、業界では23日の火曜日にバンダイが業者向け商談会を開催した。マーケティング説明では7〜9月商戦においてボーイズで昨対125%、ガールズで昨対90%、プレイトイで昨対125%、バンダイトータルでは110%を必達目標とすることが発表された。

24日の水曜日は(社)日本玩具協会が平成18年度通常総会を開催。今年度の事業計画などを決定したが、今年度は安全問題やおもちゃショーへの取り組みを強化するとともに、国際競争力強化のための施策や調査・広報活動に力を入れていくことになった。

また、25日はコンピュータエンターテインメント協会(CESA)が平成18年度通常総会を開催、終了後に記者会見を行った。記者会見では家庭用ゲーム機の2005年の市場規模が発表された。それによると国内向け、海外向けを合わせた家庭用ゲーム機総出荷額は1兆3,598億円(ハード:8,727億円/ソフト:4,871億円)、国内の総市場規模は4,965億円(ハード:1,824億円/ソフト:3,141億円)となった。また、あわせてCESAの新会長にスクウェア・エニックスの和田洋一社長が就任したことも報告された。



■5月22日更新

先週の玩具業界関連の動向で、最も大きなものといえば18〜21日にツインメッセ静岡で開催された「第45回静岡ホビーショー」。最初の2日間は業者日、あとの2日間は一般公開日だったが、商品的にはバンダイの宇宙戦艦ヤマトを含めた、戦艦大和モノや太平洋戦争モノが目立ったことと、最近好調のキャラクターモデルの注目商品が各社から発表されたことが今年の特徴。

また先週に決算説明会を行ったのがバンダイナムコホールディングスとハピネットの2社。

前期のバンダイナムコはナムコのゲームが低調も、バンダイのトイホビーがたまごっちの貢献大で好調。たまごっちはゲームソフトを含めた関連商品合計で234億円を売り上げた。

ハピネットは連結売上高1,557億300万円で、前々期比10.9%増。玩具事業だけでも売上高587億2,400万円を記録し12.8%増。

17日にはアンパンマンのおもちゃを展開するアガツマ、セガトイズ、トーホー、バンダイの4社が、春休み期間を対象におこなっていた「アンパンマン売場コンテスト」の最終審査が行われ、トイジャーナル賞や日本テレビ音楽賞など、3つの賞が決定した。トイジャーナル賞にはハローマック皆生店を選出。

また、この季節は各団体の総会が開催される時期でもあり、19日には日本プラスチック玩具工業協同組合(岩井英雄理事長)の通常総会が開かれた。例年、総会に併せて行われる研修講演会の今年の講師は、テレビでもお馴染みの衆議院議員・平沢勝栄氏。最近の政局などを例の歯に衣着せぬ語りで解説して会場を沸かせた。

今週は(社)日本玩具協会、CESAという玩具、ゲームの両トップ団体の総会や、ユージン、スクウェア・エニックスの決算説明会等が行われる予定。



■5月16日更新

海の向こう米国ロサンゼルスでは世界最大級のゲームの祭典E3が開催され、多くの一般マスコミの注目が集まったが、国内のおもちゃ業界では5月9〜12日にかけて、エポック社が流通に向けて新製品を発表する商談会を開催した。

5月11日の木曜日には7月13日から開催される「東京おもちゃショー2006」に出展する企業・団体などを集めての出品者説明会が、東京・台東区の浅草ビューホテルで行われた。

また、企業各社の1年間の通信簿とも言える決算発表を受け、アナリストに向けた決算説明会が行われる時期を迎え、おもちゃ業界では11日にその先陣を切るかたちでセガトイズが説明会を開催した。

さらに同じく11日は、日本玩具文化財団が玩具文化の振興に貢献した人物を表彰する「第6回玩具文化貢献賞表彰式」を開催。今年度は東京・銀座博品館の会長である伊藤巖氏と、寺内定夫氏(寺内定夫のおもちゃの会主宰)がそれぞれ受賞した。

販売店の新たな動きとしては山口県柳井市のおもちゃ専門店「山陽トーイ」が大幅な改装を行い、5月13日にリニューアルオープンを迎えた。目玉は中四国地方初登場となる「ポケモンタウン」。オープン初日は開店前に行列ができ、店内も多くのお客でにぎわった。




■5月8日更新

先週4月30日〜5月7日はゴールデンウィークの真っ只中ということもあり、各地でおもちゃ関連のイベントがいくつも行われた。

4月28日から東京・池袋のサンシャインシティで10日間にわたって「プラレール博」が開催され、また大阪では同じ会期で「トミカ博」も行われ、連日大盛況となった。

5月3〜5日には東京・渋谷のNHK放送センターでは毎年恒例の「2006 NHKおもちゃ祭り」が行われ、4・5日はそれぞれ午前と午後の2回、巨大な鯉のぼりの中を子どもたちがくぐり、おもちゃがプレゼントされる「大鯉の輪くぐり大会」も実施。初夏を思わせる陽気のなか、多くの親子連れが楽しい思い出を作った。

その他のイベントとしては、カプセルトイのイベント「ガチャ博」が池袋サンシャインシティで。幕張メッセではタカラトミーのボーイズホビー商材が大集結した「T.B.H(タカラトミーボーイズホビー)フェスティバル」が開催。東京ドームシティでは「轟轟戦隊ボウケンジャー イベント」が行われた。

また、おもちゃ売場など店頭を舞台にしたイベントも、新宿タカシマヤでの「オシャレ魔女ラブandベリー なりきり撮影会」、東武百貨店池袋店での「アンパンマン ドキドキアンパンチイベント」、キデイランド原宿店の「ウサワカメールイベント」、伊勢丹新宿店の「パーラービーズ イベント」など数多く開催され、どこの会場でも子どもたちの笑顔が溢れた。



■5月1日更新

4月25日の火曜日は日韓共同で製作され、5月6日(土)からCSアニメ専用チャンネルアニマックスで放送がスタートするアニメ番組「タマ&フレンズ 探せ!魔法のプニプニストーン」の完成試写会が行われた。この「タマ&フレンズ」は製作委員会幹事会社のソニー・クリエイティブプロダクツのオリジナルキャラクター。

水曜日は、去る4月5日に亡くなったユージンの故冨沢正秋社長の社葬が東京・上野の寛永寺輪王殿で行われた。「突然の悲報に言葉も見つかりません」と始まった富山幹太郎社長の弔辞は哀切の念があふれ、参列者の心を打ったが、冨沢氏の片腕として2人3脚で同社を引っ張ってきた富岡明専務の弔辞は、痛切極まりなくまさに心情にあふれ、会場の涙を誘った。富岡氏は、海外出張から戻ってきたばかりの成田空港で冨沢氏の訃報を聞いたという。なお、後任の社長には、同社の元社長の田中延茂氏が返り咲いた。

水曜日はトイジャーナルの編集委員会。

翌木曜日は正午から2時間半にわたって、セガトイズの國分功社長を委員長とする「東京おもちゃショー」の見本市委員会会合。今年のおもちゃショーには、現在のところ165社(前年より51社増)、1057小間(同327小間増)の出品が決定。会場の設営、主催者事業(イベント)、広告宣伝方法の最終調整、ホームページの立ち上げなどを詰めたほか出品者説明会に向け「出展要項」の内容を最終決定した。

同日の午後4時からは、玩具業界の市場規模等を調査するデータ委員会の会合。調査結果は例年おもちゃショーのタイミングで発表することになっており、こちらもあまり時間がない。

金曜日はタカラトミーの「リカちゃん売場コンテスト」の審査会が青戸本社で行われる。今回、コンテストにエントリーしたのは全国から863店、玩具専門店、玩具専門店チェーンはじめ百貨店、GMS、家電量販と、幅広い業態から応募があったのが特徴。審査していると、売場の方たちのリカちゃんへの愛情、リカちゃんはもっと売れるはずだ、という思いが伝わってくる。コンテストの結果発表はトイジャーナル6月号(6月2日発行)の誌上で行われる。

また同じく金曜日は今年は5月3〜5日の期間、東京・渋谷のNHK放送センターで、(社)日本玩具協会が主催し東京玩具人形問屋協同組合が実務を担うゴールデンウィーク恒例の「2006NHKおもちゃ祭り」に向けての準備が大詰め。予報ではイベント当日はまずまずの行楽日和となりそう。今から子どもたちの笑顔が非常に楽しみ。




■4月24日更新

先週は月曜日朝が5月1日発行のトイジャーナル5月号の締め切りで、月、火が初稿の校正と戻し、木、金が最終校正だったが、当然その合間にも取材はもりだくさん。

東京・錦糸町に「東京東部エリア最大級の総合再開発」が売り物の複合施設「olinas(オリナス)が4月20日(木)がオープンしたが、18日の火曜日には関係者やプレス向けにそのプレビューが行われた。

玩具関連はベビーザらスのほか、2階にディズニーストア、3階にサンリオギフトゲートがあり、、また2階のインテリア・雑貨のGeorgesでも輸入知育玩具を、3階のトッティ・フルッティでもアメリカンテイストのバラエティ雑貨を展開している。

また注目したいのがコムサストアの中に展開しているおもちゃの「JOUJOU(ジョジョ)」。

「JOUJOU」はコムサストアを運営するファイブフォックスが展開する新業態店で、タカラトミーの商品だけで展開している。

タカラトミーが全面協力して生まれた23坪の売場には、トミカ、プラレール、チョロQなどで構成されており、店頭のウインドには黒ひげファッションを身につけたリカちゃんが大量にディスプレイされ、これぞ合併効果という感想も沸いてくる。ただし、このディスプレイもハイセンスな木製什器もすべてファイブフォックスのディスプレイ専門チームが考えたものだという。

なお、「オリナス」の名前は錦糸町だけに、「錦の糸がさまざな模様を織り成す(オリナス)」からきているそうな。

またセガトイズでは、先週から今週にかけて7月〜9月向けの「新製品発表会」を流通対象に本社で開催中。本誌は18日に取材。

最も注目されたのは、北米でマテル、ハスブロに次ぐ第2集団の玩具メーカーに位置するスピンマスターと共同開発したカードアクションゲーム「爆丸(ばくがん)」で、ゲームをもとにしたアニメ化は、両社に加えトムスエンタテインメントとジャパンヴィステック、北米でCATV(ケーブルテレビ)事業などを手掛けるカナダのコーラス・エンタテインメントで組織する製作委員会が行う。

日本では5月からコロコロコミックでタイアップ企画が始まり、玩具の発売は7月から、来春には欧米でも発売すると同時に、日米欧でアニメ作品の放映が始まる。セガトイズもバンダイ、タカラトミーに続いて、世界規模で男児テレビキャラクター市場に本格チャレンジである。

マーケ説明のあとで実際に遊んでみると、球状の「爆丸」は薄い鉄板の入ったカードの上を通るとパッと開いて各キャラクターになる。開く時の爽快感がなかなか楽しい。カードゲームと男児キャラクターを合体させた面白さを持っている。

好調のセガトイズだけに、「爆丸」だけでなく期待の商品は豊富で、同社では7〜9月に昨年同期比で130%の売り上げを狙う。

また21日の金曜日は、翌22日にリニューアルオープンした「横浜人形の家」の内覧会とオープニングセレモニーが開かれた。

「横浜人形の家」は財団法人横浜観光コンベンションビューローの直営施設だが、今月からその理事長に俳優の石坂浩二氏が就いており、セレモニーで挨拶したのは、その石坂氏と、中田宏横浜市長、そして今回のリニュアルにあたってプロデューサーに就任した北原照久氏など。

ちなみに、石坂浩二氏の祖父は横浜市長だったということで、帰ってからネットで調べたら、貴族院議員で横浜商工会議所会頭、文化勲章と勲一等瑞宝章の受賞者にして、日本における市民スポーツの父と言われている人で、1932年のロサンゼルスオリンピックの選手代表であり、東京六大学野球連盟会長を務めて野球殿堂入り(自らも慶応大学野球部の4番打者)、さらに日本陸連の初代理事長、会長で同職に30年就いていたという。大変な人もいるものである。

この日は業界からもセキグチの関口晃市会長、吉徳の山田徳兵衛社長、タカラトミーの佐藤慶太副社長、増田屋コーポレーションの齋藤晴正社長など多数が出席して華やかなムードに包まれた。

外装、内装とも完全に一新された「横浜人形の家」は、「横浜発・世界の人形ふれあいクルーズ」をコンセプトにしており、入り口は150年前の開港当時の横浜港のイメージになっており、中に入ってすぐのところに展示してあるのが日米親善のシンボルである「青い目の人形」と「答礼人形」。その隣りの部屋には、世界140カ国と日本全国の人形が地域ごとに展示してある「ワールドフェスティバル」のゾーンが拡がる。各国の人形を見ていると、国柄の違いもわかり飽きない。

また同館は入り口のフロアが2階になっているが、2階が「世界探求クルーズ」なら、3階は「人形文化探求クルーズ」という位置づけで、100年前のアンティークドールや創作人形が並び、人形の芸術性が堪能できる「コレクションモール」のほか、市松人形やビスクドールの製作過程を映像やパネルで紹介し、そのパーツに触れることもできる「人形アトリエ」、さらに全国一の人形のデータベースが活用できる「情報検索コーナー」等がある。

3階には「企画展示室」もあり、会館記念として現在開催されているのが「セルロイド コレクション」。昭和初期の有名な「好人物」から各種のキューピー人形まで多種多様、またたくさんのセルロイド人形が並ぶ。見せ方にも工夫があって、オープニングを飾るにふさわしい内容となっている。全体に、「横浜人形の家」が収蔵する約1万3000体の人形に、北原氏のコレクションと熱意、アイデアが合体して充実したミュージアムが出来上がった印象。かつては年間60万人、最高で71万人あった来場者が、最近は15〜16万人に落ち込んでいたという「横浜人形の家」だが、横浜市民の集う場所であり観光資源というだけだけではなく、人形・玩具業界にとっても貴重な施設として、是非また賑わいを取り戻してほしいところ。それだけの価値は充分ある。

なお、19日(水)〜21日(金)は手帳や輸入雑貨のメーカーで、最近おもちゃの扱いも拡がっているマークスがクリスマス商品の流通向け新製品展示会「ChrismasEXHIBITION」を三軒茶屋の本社内で開催。木製のおもちゃがさらに増え、中には木製プルバックのサンタも登場。26日(水)〜28日(金)には南船場の同社大阪営業所でも開催される。



■4月17日更新

4月12日(水曜日)は日本トイザらスが、同社に商品を供給している企業を集めての恒例の「ベンダーミーティング」を台場の日航ホテルで開催。

田崎会長兼社長の後を継いでこの27日から新社長に就任する予定のジョーン・ドノバン氏が登壇し、米国トイザラスの創業者の理念、現在のトップの考えがともに「顧客第一主義」であることを強調するとともに、今期は10店の新店オープン(トイザらス5店、ベビーザらス5店)、3店のトイザラス閉鎖、そして世界中のトイザラスで生まれはじめている成功事例を取り入れた「新しい形態のトイザらス」を2店オープンすると発表した。

また、同社では、「キッズカードゲームショップ」をこれから全店で順次導入していくことを発表、筐体だけでなく関連商品を併せて訴求していく。今回のミーティングでは、「FUN(楽しさ)」の提供に力を入れていく方針が何度か強調された。玩具小売業NO.1のトイザらスが再び元気を取り戻すかどうか、同店と新社長への注目は高い。

同じく12日(水曜日)〜14日(金曜日)には、セキグチが葛飾の本社内で展示商談会「セキグチニューコレクション」を開催。デザイン性に優れたシナモンのぬいぐるみと、今年のモンチッチの展開が話題になった。なお、新宿のマルイヤング館ではセキグチのドールを展示する「ドーリー オペラ展」が4月15日〜5月2日まで開催されている。

また13日(木曜日)は「タカラトミー商談会」が浅草の都立産業貿易センター台東館で、「アガツマ商談会」が柳橋の東日本プラスチック工業厚生年金基金会館で開催される。

タカラトミーのマーケティング説明で富山社長は「これまでは皆さんに合併によるご迷惑をお掛けしないことを優先してきたが、これからはスピードを上げて変化を進めていきたい」と挨拶。ただし会場には「ディズニーリカちゃん」や「ポケモン人生ゲーム」など早くも両社のコラボレーション商品が目立った。

「アガツマ商談会」では、現在のファッション感度の高いお母さんたちにも支持されるような新しいテイストの抱き人形「かわいいはなちゃん」が特に注目された。

14日(金曜日)には、カプコンがプレイステーション用新作ゲームソフト「大神(おおかみ)」の完成プレス発表会を東京プリンスホテルで開催。発売は4月20日になる。

今週も商談会、発表会が多い週となった。



■4月11日更新


ご覧頂いているトイジャーナルのHPも今日からリニューアル。引き続き、よろしくお願いします。

またこのコーナーもほぼ1週間に1回更新予定(月曜日)で、当面はおもちゃとその関連業界の前週に起きた動きや話題を、当編集局の動向を交えながらお伝えしていく。

さて、この1週間で最も驚いたのは、タカラトミーグループで「ガチャ」を事業領域とするユージンの代表取締役社長・冨沢正秋氏が4月5日(水曜日)に急性心不全で亡くなられたこと。

昭和22年生まれの58歳であり、同社は昨年12月にジャスダック市場に上場し、トイジャーナルが1月に取材した折も「世界一のガチャ企業を目指します」と元気いっぱいだっただけに、信じられないというのが訃報を聞いたときの最初の感想。氏を知る誰もが同じだったに違いない。

ただし、かねてから現場の各責任者がしっかりしているという評価があるユージンだけに、富沢社長の死が大きな痛手であるのは間違いないにしても、後継者がしっかり跡を継ぐに違いない。

また、3日(月曜日)はバンダイナムコ、タカラトミーはじめ、多くの業界企業で新入社員の入社式が行われる。中には年に1回、全社員を集めての方針説明会をこの日に開催したメーカーもあった。

バンダイナムコホールディングスの高須武男社長は「夢は諦めなければ必ず実現するという強い気持ちを持って欲しい」というメーセッジを新入社員へ贈った。

同じく3日は、前週の金曜日(3月31日)に発表になった日本トイザらスの田崎学社長の退任と、ジョーン・ドノバン新社長の就任がやはりあちこちで話題になる。これからのドノバン新社長の手腕に期待したいところ。

5日(水曜日)〜7日(金曜日)は「第33回プレミアム・インセンティブショー」が開かれた。今回は会場を東京ビッグサイトに移しての開催(これまでは池袋サンシャイン)。

7日は、スクウェア・エニックスと松下電器が次世代デジタル家電に関する記者発表を新高輪プリンスホテルで開催。松下のデジタル家電向け半導体技術とスクウェア・エニックスのソフト開発力を組み合わせ、テレビやカーナビなどのデジタル家電上でゲームや映像、音楽などのデジタルコンテンツ(情報の内容)が利用できる技術を共同で開発するというもの。この記者発表の案内がトイジャーナル編集局に来たのが当日の午後で、特集の取材等で予定が入っている人間が多い中、あわてて取材者を決める。

さらに7日はエンターブレインがマスコミ各社を集めて年に2回行う「ゲーム産業の現状と展望」セミナーが開かれる。昨年度(2005年3月29日〜2006年3月27日)のゲーム市場はハードが前年比128.7%、ソフトが100.8%で、合計109、0%(4727億円)と発表。伸びは任天堂のDSによる貢献が大。

8日(土曜日)、9日(日曜日)は銀座の博品館劇場でオリジナル脚本による「ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念公演 ウルトラヒーローバトル劇場」が行われる。お父さん世代には懐かしく、子どもたちにはあこがれのヒーローの活躍が存分に楽しめる内容になっている。おもちゃの世界も、テレビヒーローだけでなくあらゆる商品分野で「2世代型」がキーになってきている。

  
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